
筋肉といえばタンパク質というイメージがありますが、実際筋肉を作っていくのに必要な栄養素は何でしょうか?
それが分かっていれば、トレーニングに加えて、効果的な食事や栄養補給が出来るようになります。
それでは筋肉に必要な栄養素を見ていきましょう。
目次
タンパク質
タンパク質はやはり外せません。筋肉の材料であり筋肉の修復や合成に使われ、人体の中では筋肉のみならず皮膚や血液、心臓を動かすためにも必要です。
ご存知の通り、タンパク質は肉や魚、豆類や卵に含まれています。これらのタンパク質含有量はそれぞれ異なっており、可能な限り効率よく摂取するために、加工品であるプロテインを摂取するのは、よく知られている通りです。
タンパク質に加え、タンパク質を効率的に分解・吸収させるHMB、BCAAなどの必須アミノ酸も、効果的なサプリメントとして広く使用されています。
糖質
糖質も重要です。ダイエットには大敵の糖質なのですが、実は筋肉の回復に非常に重要な役割を担っています。糖質は筋肉が動く時のいわばガソリンであり、「筋グリコーゲン」というエネルギーとして保管されています。
しかし持久系のトレーニングや長時間の運動では、この筋グリコーゲンが消費されてしまい、疲労や筋肉量の減少につながります。
糖質の摂取が少ないと、体は危機管理のために筋肉を分解し、生命維持に必要なエネルギーを確保しようとするからです。
トレーニング後は必ず糖質を摂取し、可能ならタンパク質と合わせて補給することで吸収効率を上げていきましょう。
アミノ酸やミネラル
アミノ酸やミネラルも筋肉に重要です。アミノ酸はタンパク質の吸収や筋肉の合成に必要とされ、タンパク質を分解するとアミノ酸が原料となっています。
この筋肉合成や代謝にかかわる作用は大きく、一昔前は筋トレにはタンパク質の補給が叫ばれていたのに対し、現在では必須アミノ酸による効率的なタンパク質の処理と活用が必須です。
これらは筋肉のエネルギーともなり、バランス良く摂取することが不可欠です。ナトリウムやカリウムなどのミネラルも欠かせず、筋肉の運動信号や神経伝達に欠かせません。
スポーツドリンクに塩が含まれているのはそのためで、身体機能の維持や脳の活動にも必要です。
まとめ
理想は、これらの栄養素をバランスよく摂取できる食事やサプリメントのメニューです。トレーニングが幾ら効果的でも、食べるものがそれに追い付いていなければ体は強くなりません。
食事やプロテインなどは内容を意識して摂りましょう。